ごぼうと言えば食物繊維が有名ですが、食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類があります。ごぼうは、食物繊維を2種類とも含んでいる上に、他にもたくさんの栄養がたっぷり。中国では薬効が期待され、薬として利用されていたほどです。美容だけでなく健康維持にも役立つごぼうを食べて、身体の中からキレイを目指したいものですね。
美容に役立つ不溶性食物繊維
ごぼうは美容と健康維持に役立つ不溶性食物繊維がたっぷり。不溶性食物繊維は、女性の大敵である便秘緩和に役立つことで有名です。不溶性食物繊維は消化されにくく、消化吸収されることなくお腹を通るので、胃や腸をきれいにする働きがあります。
解毒をうながす水溶性食物繊維イヌリン
ごぼう特有のシャキシャキ感は、水溶性食物繊維のイヌリンという成分によるもの。イヌリンには、腎臓機能を高める働きがあるといわれています。そのため、ごぼうを食べることにより、体内の毒素が便や尿、汗などから排泄され、血液や肌がきれいになることが期待できます。

滋養強壮に優れる成分アルギニン
ごぼうには、性ホルモン分泌に役立つアルギニンが含まれています。アルギニンは、栄養ドリンク剤にも使われるほど、滋養強壮の働きに優れている成分。精力を高めるともいわれています。


ほぼ年中出回っていますが、旬の時期である12月になると、おせち料理に使うために人気が高まります。また、6〜7月の初夏に出回る新ごぼうも美味。直径1.5cmほどの新ごぼうは水分が多く柔らかいため、サラダにぴったりです。


ごぼうは泥を落とすと風味が落ちてしまうので、なるべく泥つきのものを選ぶようにしましょう。直径が1.5〜2cmほどの太さで、まっすぐ伸びていて、先端に向かってだんだん細くなっているものがよいでしょう。また、ひげ根は少ないものがよいといわれています。極端に太いごぼうは、中身がスカスカだったり、肉質が粗いことがあるので、面のきめが粗くて割れ目のあるものも避けたほうがよいでしょう。洗いごぼうというものもありますが、その場合は、きめが細かくなめらかなものを選びましょう。


乾燥すると固くなってしまうので、風の当たらないところに保管しましょう。泥つきの場合は、濡らした新聞紙に包みポリ袋に入れてから、冷暗所へ根を下にして縦に入れてください。ごぼうは土に入れると長持ちするので、家に庭がある方は埋めて保存するのも効果的。洗いごぼうの場合は、長いものは半分にカットし、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室へいれましょう。その際はなるべく早めに使い切ってください。

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